2017年10月 - 11月オリンピック記事 

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IOCは、オリンピックの大会経費を１０億ドル削減することを目標とした。IOCのコーツ調整委員長は、「削減は可能であると思っている」と述べている。会場や選手村など15分野のうち、１１分野で経費削減が可能と考えているようだ。

オリンピック競技会場予定地のひとつ、お台場海浜公園。ここで７～９月に水質調査を行ったところ、各競技団体が定めた基準値の２１倍の大腸菌が検出された。下水処理の仕組み上、汚水が海に排出されることがあるらしい。

まだ１０億ドルも削減できる余地があるという記事を読んで、「一体何に、どのくらいの予算を注ぎ込むつもりだったのか、その内訳を見てみたい」と思った。過去、どのオリンピック開催国もその大会経費を捻出、運用するのに大分苦労してきたのだから、最初から費用を抑えることを念頭に置きながら経費を決めるのは当然のことだと思う。日本は昔から限られた資源でやりくりすることに長けている国なのだから、その長所がオリンピックで最大限に活かされることを祈りたい。

大会公式パートナー企業や組織委員会の関係者が、サイバー攻撃対策訓練を行った。警視庁のサイバー捜査担当者が講義を行い、攻撃の発信元を割り出すため、通信記録を保存すべきと解説したようだ。リオオリンピックでは、公式サイトが2000万回以上のサイバー攻撃被害が発生したようで、東京オリンピックでは同様の被害が発生しないようにするため、対策が進められている。

世界中で凶悪な事件が起きている。東京も狙われないとは限らないので、大事になる前に防ぐことができれば幸いだ。こういった凶悪なことに対する対策を習うことは、防ぐ目的だけでなく、危機意識を持つことにも繋がる。日本は平和であるが故、危機意識が欠けてしまう傾向があるので、こういった対策をもっと行っていくべきだと感じた。

東京五輪に向けて主な予定表が記事にされていた。2018年3月頃にはマスコット決定や2019年春ごろにはチケット販売など2020年の開会式までのプランが記事になっている。予算配分などの意識も見受けられた。

レスリングの須崎優衣（18）のインタビュー記事があった。今から注目されている選手で、現在は高校3年。小学1年の頃からレスリングを習って、世界選手権などの試合にも出場し、初出場で優勝経験ももってる選手の紹介が乗っていた。

台風などの対策で、江の島で高潮への対策実施を取り込む方針が発表されていた。

訪日外国人のための防災訓練を行う。訪日外国人は増加する一方であり、自然災害に対する不安を抱えている人も多いそうだ。その人たちにもわかりやすい日本語で話したり、言語を翻訳してくれる拡声器を利用したりすることが検討されている。

地震とはどんなものか知らない外国人もいると以前聞いたことがある。不安な外国人を1人でもなくすためには、こういったことも必要なのだなと感じた。

柔道のルールが見直された。技の判定から「有効」をなくし、「一本」以外の技は有効レベルのものを含めて「技あり」に統一する。その代り、技あり２回で一本となる「合わせ技」を廃止した。オリンピックのルール改訂は欧州の人々の都合が多分に絡んでいることがある。日本の国技がそういった都合で改訂されることもあるので、この動向は慎重に見届けたい。

不要になった携帯電話などの「都市鉱山」を活用する取り組みを盛り上げるために、21日に都庁内でイベントを開いた。東京大会で授与する約5千個のメダルを作製するには、携帯電話なら2千万台分が必要になる。今年4月からパソコンやデジタルカメラなどのリサイクル金属も回収し、都庁でこれまでに7万3千台の携帯も回収してるという事。

パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場について、大会後はサッカーやラグビーなど球技専用とすることを正式に決めた。仮説設備を撤去して座席を増設するなどし、早ければ22年後半にも使用できるようにする。

バドミントンやフェンシングの会場となるスポーツ施設が、調布市に完成した。1万人が収容でき、コンサートにも利用可とのこと。69席の車椅子用スペースも設けられた、障がい者も不自由なく感染できる施設となっているようだ。こちらの施設は、五輪競技場完成第一号である。他国開催のときは、直前になってようやく完成したというニュースを目にしたことがあるので、早めに作られたことに感激した。障がい者用スペースが多く設けられているので、様々な人が熱い勝負を生観戦してほしい。