クリッピング期間2017年12月2週目 - 5週目

Photo via VisualHunt.com

 

 

クリッピングした雑誌は女性・男性ファッション誌約20冊です。

(GINZA, Sweet, MEN’S NON-NO, WWD JAPANなど)

 

 

・各誌掲載特集

 

クリスマス、お歳暮、年越しなど、年末年始を意識した特集の掲載が引き続き目立った。クリスマスに関するものでは男性誌「MEN’S NON-NO」に小物やコスメなど女性向けの商品が多数掲載されたほか、ごちそうやケーキのレシピ、手作りオーナメント、家族でのクリスマスの過ごし方などが多く取り上げられている。

 

「婦人画報」「ミセス」などでは、クラシック音楽、初詣、おせち料理、和装など、どちらかと言えば「和風な」年越しに関する内容が大きく取り上げられていた。また「婦人画報」には、2019年の譲位の具体的な予定が先日決定した天皇皇后両陛下を取り上げた別冊付録が付属している。「Domani」では、12月号で卒業した蛯原友里に代わる新たなカバーキャラクターに小泉里子が就任した。

 

 

・1年を振り返って特に目立ったもの

 

2~3月の雑誌では2017年春夏シーズンのトレンドカラーとして心ときめく「ピンク」のアイテムを取り上げた記事が目立った。なおその後も「インスタ映え」トレンドの影響を受けてピンクのアイテムは人気を維持し続けた。

 

4~6月にかけてはTシャツがモードトレンドとして注目され、東京ブランド「アツシ・ナカシマ」が発売した東京ヤクルトスワローズ球団旗の地紋をプリントした「実は球団グッズじゃない」Tシャツが目を引いた。

 

7~9月頃の雑誌では、バッグのストラップやハンドルを別商品とし、それらとの付け替えによって一味違う装いを楽しむトレンドが多く取り上げられた。「ルイ・ヴィトン×シュープリーム」「バレンシアガ×クロックス」など、モード界を代表する世界的名門ブランドとおなじみのデイリーブランドとのコラボレーションによるダブルネームコレクションも毎シーズン登場して話題となった。

 

6~11月にかけてはBLACKPINK、TWICE、防弾少年団などの韓国の歌手ユニットが表紙や誌面を飾るファッション雑誌が月に3~5誌程度発売されるなど、K-POPのPRが盛り上がりを見せた。「VOGUE JAPAN」10月号(8月発売)では史上初の男性のカバーキャラクターとしてミュージシャンのYOSHIKIが表紙に登場し、翌月のイベント「ファッションズ・ナイト・アウト」のオープニングアクトで大歓声を浴びた。

 

複合商業施設「GINZA SIX」、クロエ、シャネル、ロンシャンなど、欧州ラグジュアリーブランドの旗艦店が続々東京エリアにオープンし、各店舗で発売された限定コレクションが注目を浴びた。また新店舗に限らず全国デパートのポップアップストアで発売された期間限定コレクションも多数の雑誌に取り上げられた。

 

混迷する世界情勢を背景に、女性誌では国内誌・海外誌を問わず「女の生き方」を真剣に考える特集が定期的に組まれたほか、2017年秋冬コレクションのランウェイでもそのようなテーマが反映されたルックやパフォーマンスが注目を集めた。

 

ツアーパックの一環でありながら移動を「単なる移動」から「楽しむコンテンツ」に変えた日本全国のクルーズ列車、「本当の充実感」を得られる旅、「世界一危険な都市」と目されるヨハネスブルグの「怖い話」、個性あふれるアフリカの世界など、旅、デザイン、カルチャーに関する特集にも「当たり前を打ち破る」ものが目立った。

 

 

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