2018年6月 - 7月オリンピック記事 

Photo via VisualHunt.com

 

 

・東京オリンピックのボランティアに参加したい人「15%」

 

NHKの意識調査がおこなわれた。「東京オリンピックに関心があるか」という問いに「関心がある」と答えた人は、全体の78%。高いといっていいだろう。しかし、今年9月中旬から募集が始まる「東京オリンピックのボランティア」についての質問で、「参加したいと思う」と答えた人は全体の15%に留まった。

 

今年3月にボランティアの募集要項が公開されたが、「1日8時間の労働」「交通手段、宿泊場所は各自で手配」「費用も自己負担」という内容で、この内容に不満を抱く人は少なくなく、その結果がこの15%という数字につながる。

 

平昌オリンピックでもそのボランティアの「惨状」が話題となった。極寒の地でありながら温水が使えず、ボランティア参加者は冷水で体を洗ったというような話を聞いた。ボランティアとはいえ無償で協力する人たちには敬意を払い、具体的な行動で敬意を示さなければならないだろう。東京都は、ボランティア参加者にどんな形で敬意を示すのか。参加を検討している人は皆その点に注目しているはずだ。

 


 

7/24~9/6と酷暑の中開催される。そのため、選手のパフォーマンスの低下、観客の熱中症が懸念される。環境省が発表している「暑さ指数」を見ると、激しい運動は中止しなくてはならない28度は勿論のこと、運動を原則中止しなくてはならない31度まで記録する可能性が高いと予想されており、非常に深刻な問題だ。まずそれに伴い、マラソンの開始時刻を早めることが決定した。

 

また、日本特有の蒸し暑さを感じたことのないが外国人のためには、救急車を7ヶ国語対応にし、外国語での診察が可能な病院を100箇所設けるなどの試みが行われ、それらの情報を公開するアプリの作成は、既に行われたようだ。

 

開催時期は元々決められていたので、酷暑での開催は致し方ない。そのために、委員会や各省庁が視野を広げて、様々な取り組みを考えているのは、素晴らしい。また、最近西日本で豪雨が発生し、大きな被害が起こっているように、自然がもたらす力は、我々の想像を遥かに上回るほど、恐ろしい。だからこそ現状に満足せず、当日までに更に万全な施策を考えていくことが必要だろう。

 

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